肌断食・宇津木式スキンケアを実行して4年と数ヶ月が経ちました。
やる!と決めて、その日からいきなり基礎化粧品断ちをし、メイクもファンデーションをせずに会社へ。
それから4年が経ち、現在も肌断食が続いています、というかもうファンデーションなどで肌を覆うような化粧はしたくないし、サンホワイト(ワセリン)以外は基礎化粧品も全くなしで生きていける自信がつきました。肌の状態も主観的な意見ですが、20代、30代のころよりかなりよくなり、キメも整い、毛穴も小さくなったと感じています。
なぜ肌断食を始めたのか?肌断食を始めた当時の肌の状態から今の肌の状態、そして肌断食をしている現在の肌のメンテナンス方法まで、現在肌断食をしようと思っている方、躊躇している方、そしてうまくいっていない方へのアドバイスも込めて実践者の立場として公開していきたいと思います。
もくじ
肌断食を成功し、続ける上でのコツ
- なるべく石けんを使わない
- 乾燥したらワセリン(いつか慣れるだろうと頑張って無理をしない)
- 可能であればレーザー治療などで肌質とともにモチベーションをあげる
一番肌断食やってて感じたことは、石けんをできるだけ使わないことです。
私の場合、夜ぬるま水で顔を洗って、朝は水のみ。夜のお風呂では、眉毛などのポイントメイク部分に石けんを泡を載せるだけで、顔全体にはぬるま水でしか洗いません。
石けんを思っている以上に脱脂力が強いです。
つかわないに越したことはありません。
夏はほぼワセリンなしでもいけますが、冬はそう簡単にいきません。
その場合は、乾燥してたら、肌の脂が出てくるまで待つのではなく、ワセリン1粒をつけてしまいます。
肌断食のメリット
- 基礎化粧・ファンデーションなどのメイクもなく朝も夜も楽
- 化粧直しなどの面倒がない
- 肌がつやつやだと褒められる
- 化粧品代がかからない
- お風呂の時も石けん・ぬるま湯洗顔のみ
手入れが楽な上に、人に肌のことで褒められるってこんなに良いことは今までありませんでした。また、今の肌は若干チークをのせたり、眉毛を買いたりしますが、ファンデーションしなくても違和感は全くないと思います。
逆に、ファンデのせいで夕方顔がくすんだり、脂ぎったりすることが全くなく、肌は常時サラサラです。
肌断食のデメリット
- 肌断食(宇津木式スキンケア)をやり始めて慣れるまでが大変
もうこれに尽きます。
ずっと、何十年も化粧水や乳液、クリーム、などで潤す生活を朝から晩までやってきているわけです。それに昼間は下地を塗った肌に、ファンデーションでカバー。防腐剤がたっぷり入った油分や水分漬けになっています。それを全て断捨離して、すっぴん素肌で生活するとなると、肌が全く追いつかず、肌断食に慣れるまで大変でした。
肌断食(宇津木式スキンケア)を始めたきっかけ
今から5年前、ちょうど宇津木式スキンケアが流行し、それを実践した女性の本「肌断食」も流行していました。私も何冊か購入して読みました。基礎化粧も化粧もしない、それなのに小じわやシミが減っていく!そんなキャッチフレーズに30代後半だった私も肌断食に魅力を感じてました。
そんな時、2つの出来事が起こります。
- 何かのアレルギー反応のために目のアレルギー結膜炎がひどくなり、毎日うさぎの目が酷くなっていた
- 上の子供が学校の砂利で転ぶが、処置した医者の不手際で顔に砂利が残り、黒っぽくなってしまった
1のアレルギー結膜炎では有名な目医者でステロイド系の目薬を出してもらっても治らずじまい。その時、医者に言われたことは「きっと何かアレルギーがあるはずだから、一度血液検査なりなにかしたほうがいいよ」という言葉でした。そこで、アレルギー科のある地元の皮膚科でアレルギーの検査をすることに。そこでも検査は、血液検査ではなく、肌につけているものから目薬、シャンプー、生活に関わるもののパッチテストでした。
初夏の陽気でのパッチテストはきつかった・・・けれど判明したことは、「金属アレルギー」と「フラジオマイシン」というステロイドのアレルギーでした。今までせっせと目頭に塗っていたステロイド薬が実はアレルゲンであったとわかってショック。
ニッケルや水銀、亜鉛などの金属アレルギーであることがわかり、同時に手持ちの化粧品全てをパッチテストしましたが、9割以上使えないことが判明!化粧品の中には酸化鉄などの金属、外国製のCCクリームやマスカラにもアレルゲン、化粧品の蓋の銀色のラインにもニッケルが含まれていて、水分に触れるとニッケルが簡単に流れ出し反応するということがわかりました。
国産の高級化粧品もパッチテストで真っ赤に腫れ上がるし、某雑貨店の敏感肌用化粧水もダメでした。
「もうこれは化粧をやめるしかない」とその時悟りました。
そして後日わかったことですが、ずっと使い続けてきた化粧水のせいでずっと顔色が赤黒かったのです。どうやらセラミドや美白系があわなかったようです(涙)今ではすっきり、化粧品かぶれもなくなり顔色もすっかりよくなっています。
2の子供が顔に傷を負ったことで、顔を切開せずに黒い傷を治せないか、いろんな病院を渡り歩きました。その時、ある形成外科の先生が紹介してくれた病院が、大学病院のレーザー治療でした。そこの大学病院のレーザー科の先生が、実は個人で傷跡治療もできるスキンケアクリニックを開業していて、そこで治療することをすすめられ・・・そこのクリニックがまさに宇津木式スキンケアを実践している病院だったという運命的な出会いをしました。
肌断食を始めたばかりの当時の肌の状態
始めた時期が12月だったということもあり、かなりきつかったです。
乾燥・乾燥・乾燥。。。乾燥の連続でした。
顔は乾燥のためか、皮膚が硬くなり、日焼けもしていないのにターンオーバーが悪いのか冬なのに浅黒かったです。強引に化粧水・クリームをやめ、日々ワセリン(サンホワイト)米粒1でがんばりました。
と思ったら、赤いプチプチが顔じゅうにできました。脂漏性湿疹なのでしょうか。肌は乾燥しているのに余分な脂を出そうとしているからなのでしょうね。
上でも書いたように、合わなかった基礎化粧品(人工セラミド、ビタミンC)をやめたおかげで、赤黒かった顔色も徐々にぬけていきました。
肌断食を始めたばかりの当時やっていた肌のメンテナンス方法
- ビタミンC誘導体をイオン導入
- ミネラルファンデーション・ミネラルチーク
- サンホワイトと純石けん
- NovのUVクリーム
これらが当時使っていたアイテムです。順に説明します。
メンテナンスというほどのメンテナンス方法ではありませんが、唯一やっていたことは
「ビタミンC誘導体のイオン導入」です!
イオン導入器
宇津木式スキンケアの宇津木医師も月に1、2度程度ならビタミンCイオン導入ならOKだと書いてありました。それ通り、イオン導入器とトゥヴェールのビタミンCを購入し、イオン導入だけやっていました。
日々のお手入れは「サンホワイト」のみ!石けんはカウブランドの「無添加石けん」オンリー!ただし、できるだけ石けんは使わないようにしています。
おなじみの「サンホワイト P-1」
顔も体もこれ一個!カウブランドの無添加せっけん
そして、まだまだ肌のアラがひどかったので、会社に行く時は何も顔に塗らずに行くのがみっともなかったので、石けんで落ちる「ミネラルファンデーション」と「etvosのミネラルチーク」を塗って職場や外にでていました。唯一、外資系の化粧品サンローランの口紅は今だにずっと使っています。
etvos ミネラルプレストチーク
そして夏場はお湯だけで落ちる「NovのUVミルクEX」「セルニューUVクリーム」でシミを作らないようにしてました。とにかく日焼けには気をつけていました。紫外線は老化のもとですから・・・。
NOV UVミルクEX お湯だけで落とせる日焼け止めクリーム
肌断食 4年以上たった今の肌の状態
4年も年をとり、おでこのシワも増えましたが^^;おでこ以外の小じわはあまり見られません。また肌の状態は「サラサラ」で、脂ぎることもなく、毛穴は完全になくなりはしませんが、小さくなり、ファンデーションはなくても問題ない肌の状態を保っています。
化粧品をやめたことで、炎症を起こしていた肌の赤黒さがなくなり、肌のターンオーバーも正常に戻ったおかげかくすみはほとんどありません!これが私にとって一番うれしいことです。
ほとんど1年中ワセリン米粒1つは手放せませんが、真夏は正直サンホワイトはなくても全く問題ありません。お風呂上がりきちんと水分をとれば、肌がつっぱることも全くないです。
今の肌の肌のメンテナンス方法
- サンホワイトとカウブランドの無添加石けん
- ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸
- 飲む日焼け止め
基本、上でも述べたようにできるだけ石けんを使わないようにしています。
毎日眉毛は書いていますが、そこに石けんの泡をせるだけ。
チークを使った時も泡をのせるだけ。絶対擦りません。
朝は水洗顔のみです。
朝晩、ビタミンC合計2000mgとビタミンE、トラネキサム酸を飲んで、内側から肌を維持するようにしています。



UV対策は登山やアウトドア以外はUVクリームを塗らないようにしています。普段は、UVマスク、UVメガネなどで紫外線対策・UVケアをしています。
ZoffのUVメガネ
肌断食のレーザー治療をうけてみる
宇津木先生の著書でもレーザー治療でシミを消したりたるみを取りにレーザー治療はオススメされています。
確かに費用はかかりますが、確実に肌は改善しますので、「高い化粧品を使う」より断然、私個人はオススメします。
レーザー治療のメリット
- レーザー治療を受けることで、肌の奥のコラーゲンに熱を与えることで肌のツヤUPすることができる
- 肝斑やシミを除去できる
- 毛穴を引き締めることができる
- 痛いものもあるえけれど、効果はばっちり
お金があれば毎月でも行きたいくらいですが、それくらい見た目も変わりますし、肌質もぐっとアップします。
レーザー治療のデメリット
- 費用が高い
費用が高いのは仕方がないかもしれません。(諭吉2〜3枚)
医師が行う治療ですし、化粧品と違って外科的施術なので、確実に改善させることができるからです。
私はレーザーだからといって臆することもなく、年を重ねていく女性として自分のメンテナンスとして自分をお手入れしてあげてもっと綺麗になるべきだと思います。
驚くほど綺麗になりますよ!
まとめ
4年たった今、心から肌断食してよかったと心底思っています。
楽なだけでなく、肌の根本から綺麗になれるからです。
化粧品で潤し続けたり、隠し続けるのは私は良いことだと思っていません。
宇津木先生が著書でおっしゃるように、肌がもともと持っている宇宙一保湿力のある「自家保湿因子」を大事にしてあげる、ことで肌は蘇ってきます。
肌断食は、ちょっとだけ乗り越えなくてはいけないハードルは高かったですが、本当に肌断食をやってよかった!今になって自分の肌に自信がもてるようになりました。正直、 30代のころより断然肌がきれいです。