IELTSを勉強して、海外留学を目指している「若い学生さん」は沢山いらっしゃると思いますが、今回は若い学生さんをターゲットでなく、子連れで海外留学をしたいと考えている大人の方に向けてお話したいと思います。
子連れ留学の種類
子連れ留学には、二つの種類があります。
- 子供を海外で学ばせたいので、子供の留学に親が帯同するケース
- 親自身が海外の大学等で本格的に留学したいので、子供を帯同させるケース
私は2で、私自身が大学で勉強したいと思い立ち、それならば子供を一緒に連れていきたい、と考えるようになりました。
子連れ留学の条件
条件、と大雑把に行ってしまいましたが、留学に必要な条件は上の二つでかなり違ってきてしまいます。
- 子供中心の留学の場合、「子供の学費」が一番の行けるか行けないかの条件になります。イギリスなどの私立中学ではIELTS5.5以上などという条件をつけてくる学校もあります。
学費はカナダ、オーストラリア等では公立小学校で年間100万〜/1人あたりかかってきます。
プラス「生活費」「住居費」などのコストなど、一番の条件は「お金」になります。 - 親自身の海外の留学の条件は、英語圏の場合、「英語スコア」になります。アメリカの場合はTOFLE、イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの場合はIELTSやTOFLEのスコアが必要になってきます。
スコアは学校の入学条件いよりますが、カナダの場合IELTS academic O.A.6.5以上、イギリスの大学で6.0以上などが要求されます。英語力だけでなく、もちろん学費・生活費などの資金も必要となってきます。
お金だけの面をいったら、親自身が留学し、子供を帯同させたほうがコスト面では安いです。まず、子供の小学校の学年にもよりますが、小学校は6年間あること、子供が複数人いたら、その分学費がかかるからです。
子連れ留学オススメの国は?

留学の場合、なんといっても問題になるのがビザです。滞在許可証といって、これがないと長期の滞在ができないのです。
子供中心の留学の場合、保護者がガーディアンビザが取得できる、オーストラリア、ニュージーランドがオススメです。他にマレーシアもあります。
親自身が勉強するために留学し、子供を帯同させる場合、オススメの国はカナダです。安全面からいって、銃社会じゃないこと、州立大学、大学院、カレッジ等の学費が比較的安いこと、そして何より、親が州立の大学や大学院、2年以上のディプロマが取得できるカレッジの学生の場合、子供の公立小学校に通わせる学費が免除していただけるといったメリットがあるからです。(これもカナダ留学フェア2016のオンタリオ州のスクールボードの方に話を聞いてきました。)
トロントやバンクーバーなどの大都市ですと、移民も多いため、公立の学校にもESLが設備されているところが多いとのことです。
また、保護者がカナダの大学や大学院・カレッジを卒業した暁には、オープンワークパミットが取得できます。つまり、働けるビザが取得できる、というわけです。
また、カナダの学校を卒業し、 現地で就労経験が積めると、永住権取得の可能性が見えてきます。カナダは州ごとに条件が違うので、そこは移民サポートをしてくれるエージェントに相談してみてください。
オーストラリアやニュージーランドの場合は、親の大学や職業訓練校の学費が高いです。オーストラリア自体は、観光立国・留学大国になっているので、それ自体で留学生からお金をとって稼いでいることもあり、費用が高いそうです。
ただ、オーストラリアの場合、クイーンズランド州の大学院や、西オーストラリアの大学院に留学する場合、子供の公立小学校の学費が何割だか免除になるということですので、クリーンズランド・西オーストラリアの大学院に行きたい方は要チェックです。
イギリスの場合は、カナダよりIELTSのスコアが若干低く(6.0くらい〜)、大学院の場合1年で修了できるところが多いので、非常に魅力的なのですが、「家族全員での留学」でないと、子供は公立の小学校に入学できないとのことでした。(2015年イギリス大使館に確認)
例えば、夫は会社があるため日本に残り、子連れでお母さんだけが大学院に入学する場合は、子供は私立には入れるが公立は入学できないとのことです。
しかし、移民や留学関係ののルールは非常に頻繁に変更されるので、その都度Webサイト(移民局)等で確認し、ご自身で判断くださいね。
本当にこまめに変わること、そして本国のWebサイトでもはっきり明示しないケースもあります。そういった場合は、「留学フェア」に出向き、教育委員会のブース、大使館のブースで直接確認してしまうのが確実で早いです。英語が流暢にできなくても、だいたい通訳スタッフが近くにいたりしますので、本気で海外を考えているのであれば、恐れず聞いてしまいましょう。
↓カナダ留学の無料相談・お問合せができる現地老舗エージェント 公式サイトを見る↓

↓オーストラリア留学無料相談・お問合せができる現地エージェント 公式サイトを見る↓
まとめ
- 資金があれば子供の留学に帯同していく形がとれる
- 親自身が勉強したいのであれば、親が学生になり、子連れで留学する形がコスト的にも安く行ける場合がある
- イギリスは家族を日本に残して留学する場合、子供は公立学校に入学できない
- オーストラリア・ニュージーランドの大学、大学院の学費は高い
- カナダの場合、卒業後はオープンワークパミットビザが取得できる上、先に永住権が見えてくる
私も自分自身の留学に子供を帯同させる形の留学をずっとずっと狙ってました。IELTSのスコアメイクも頑張ってきました。
そうこうしているうちに、子供が大きくなってしまい、自分の意志をもちはじめました。
日本の教育を受けたい、と言い出し、現在留学への道が止まってしまっています^^;
下の子がもう少し大きくなったら、再チャレンジするつもりでいます。諦めません。次は、英語の国だけれど、英語が公用語でないカナダのケベック州を目指しています。